カウンセリング・心理療法・コーチング 人を元気にする手法についてのメモ
週末活動の目標として、ざっくりと、「ダルい時に元気が出る(気分が上向く)会話ができる人工無脳を作る」ということを掲げています。
先週読んだWeizenbaumのELIZA論文からも、人と会話するプログラムを作る際には会話モデルの設定が大事そうだということがわかりました。ELIZAの場合は、プログラム側が現実世界に対する知識を持っていなくとも会話が成立するという理由で、心理療法におけるインタビューをモデルとして採用しています。
一方、ごく個人的な体験として、コーチングの勉強をしている同僚の練習台としてコーチング(もどき)を受けたことがあります。自分の体験では、コーチングの導入の段階で自己分析的なやり取りを交わしたところ、自分のものの見方の特徴を自覚することができて大変すっきりし、元気が湧いてきたということがありました。
こうしたことから、人工無脳の作成にあたり、その会話モデルを検討する材料としてカウンセリングや心理療法、コーチングといった「その手のもの」にはどういうものがあり、それぞれどういう特徴があるかを調べてみることにしました。
といっても、週末の空き時間にちょぼちょぼ進めている活動ですので、とりま、Wikipediaの記載を眺めてメモを作るといった程度のやり方です。
「人を元気にする手法」についてのメモ
- 心理カウンセリング・心理療法(セラピー)が問題解決(マイナスから0へ戻す)を目指す)ように見えるのに対し、コーチングは目標達成(0からプラス)を目指しているように思えました。「ダルい時に気分が上向く」程度であれば、明確なマイナスからの回復ではないと思うので、コーチングの手法が参考になるのかもしれません。
- 具体的には、Wikipediaの「コーチング」の項にある「コーチングの方法論は、目標へのモチベーション、幸福、希望や目標達成を高め、不安やストレスを軽減すると考えられている」という記載は、まさに”気分が上向く”ということに照応しているように感じます。このような記載の背景(なぜ、そう言えるのか)を調べてみたいと思いました。
- 心理療法の手法の一つである認知行動療法ではコンピュータが利用されている(コンピュータCBT)との記載がありました。どのような形でコンピュータが利用されているか、調べてみるべきかもしれません。
- ストレス管理について様々な手法が存在することに気づきました。「気分が上向く」ということとストレスの関係も含め、ざっくり調べてみようと思います。