「ブルーレイ・レコーダーはなぜ終売するのか。ディスクメディアの30年に見る必然」という記事を読みました。REGZA、ソニーがブルーレイ・レコーダーの出荷をやめ、国内大手家電メーカーで販売を継続しているのはパナソニックだけになったという内容です。
相次ぐブルーレイ・レコーダーの終売の理由は、日本独特の録画文化に支えられきたディスク・メディアへの記録ニーズが急速に減少しているからである、というのが記事に書かれた分析です。
なるほどなぁ、と思うところがあるものの、昨年、ソニーのブルーレイ・レコーダーを買ったばかりの我が家の事情を考えると違和感のある話でした。

我が家はVHSビデオデッキが引退してからしばらく、録画機器って無かったんですよね。これは、家族の中にTV放送を録画するような「推し」を持っている人間がいなかったから。ところが数年前に妻が突如として推し活に目覚めました。そうなると、推し活の人となった妻は、推しが登場するTV放送を「全て」録画したくなります。そこで我が家が選んだのは、CATVのチューナー(STB)にオプションでつける外付けハードディスクです。何せ、推しの人は地上波だけではなく、BS、WOWOW……といった様々な媒体に登場します。我が家は昔からCATVに入っていたので、それを推し活に活用しようというわけです。
このハードディスク録画スタイルに妻も慣れて、今後はこれでいくのかと思ったいたら、思わぬ落とし穴がありました。それは、録画用ハードディスクの母体であるCATVのSTBの交換です。日本のデジタル放送ってコピープロテクトが厳しくて、母体の機器(CATVのSTBや、TV本体、多分PCも)が変わると、ハードディスクに記録した録画が再生できなくなっちゃうみたいなんですよね。我が家の場合、STBの交換が必要になったのですが、交換してしまうとハードディスクに溜め込んだ推しの録画が再生できなくなると言われ、妻がパニックになりました。
解決策は、ハードディスク付きのレコーダーを別に買って、LAN経由でSTBのハードディスク内の録画データをコピーするという方法でした。このため、我が家では新たにソニーのブルーレイレコーダー(ハードディスク内蔵)を買いまして、こちらに録画データを移しました。現在は、CATVの放送もSTBからLAN経由でブルーレイレコーダーで録画しています。
この録画データを移す先はハードディスクレコーダーでいいようではあります。しかし、こういうハードディスク内の録画データ全喪失の可能性、というトラブルを経験してしまうと、本当に大事な録画はディスクに焼いて持っておかないと安心できないというのが、推し活の人である妻の弁。まあ、その感覚は理解できます。世の中、推し活は盛んに行われているわけです。その録画をディスクに焼いてお宝として持っておきたいという妻のような人は、そんなに少ないのかなぁというのが、冒頭に書いたブルーレイ・レコーダー終売のニュースから受けた違和感なんです。







