最近投稿された『「ブログを読んでもらう」のは、もう、「無理ゲー」なのかもしれない。』といった記事や、この記事に触発されたとおぼしき投稿を読んでブログを書く意味なんかについてツラツラ考えていたところ、大ニュースが到来!
要するに、振り込め詐欺の被害に遭って株式会社はてなの資金約11億円が流出したという報告です。
株式会社はてなは東証上場会社。上場会社というのは、こういった突発的な事故や犯罪被害で業績が悪化して投資家が損害を被らないよう、内部統制の充実が定められているはずです。そのあたりどうなってるんですかねぇ……
何はともあれ気になるのは、はてなブログやはてなブックマークなどのコンシューマ・サービスの継続に影響はないかということです。何せ11億円がパァとなると、会社の規模によっては、あっという間に傾いてしまうでしょう。
はてなという会社が(お金面で)どれくらいの大きさの会社かということはIR情報のページに「業績ハイライト」がありまして、大体の規模が掴めます。昨年度の売上が約38億円、経常利益が3.4億円。となると、年間売上の30%弱、年間利益の3倍以上を失ったわけで、これは会社規模に対して巨大な被害と言わざるを得ないでしょう。
はてなのB/S、貸借対照表を見るために昨年度の有価証券報告書も見てみました。この長い長い報告書の56ページ目の貸借対照表を見ますと、はてなという会社は、経常利益が3億円程度に対し、現金・預金が約21億円、それに対応する利益剰余金が約24億円もあるんですね。
これなら、すぐに会社が傾くということもないかもとちょっと安心。ついでにGemini君の意見も聞いてみました。彼も、すぐに会社が潰れたり、はてなブログやはてなブックマークのようなサービスが停止するということはなさそう、という意見でした。しかし、2024年以来、新株予約権の発行などで着々と積み上げてきた今後の成長投資のための資金(20億円超の現預金)のかなりが一度に失われることになるとすると、経営戦略的には大ダメージだろうというコメント。
私は、はてなの会社カラーも気に入ってはてなブログを選んだこともあり、この会社の成長を祈ってきました。それが、こんなトラブルで頓挫してしまうようであれば、大変悲しいことです。
今まで無償の範囲ではてなのサービスを利用させてもらってきおており、ずいぶんと楽しませもらってきた、お世話になってきたと思っています。今回のピンチを切り抜けさらに成長するために必要ということであれば、有償サービスに課金して応援することもやぶさかではありません。本当にそれだけのピンチなのか、成長の道筋はあるのか、株式会社はてなの経営陣から利用ユーザーへのメッセージで教えて欲しいと思います。