おやつをめぐる罪悪感

今週のお題「おやつ」

おやつって楽しいもの、喜ばしいもののはずですが、微妙に罪悪感を感じられるものでもあります。

子供の頃は、おやつというのは単純に「嬉しいもの」ですよね。空きっ腹に食べ物が入って満たされる感覚も嬉しければ、甘いものを味わえるのも嬉しい。その嬉しさを高めたくて、妹とおやつを等分にするのにこだわったりした思い出もあります。

でも子供の頃からして、おやつは微妙に罪悪感を感じさせるものではありました。やれ、食べすぎるとご飯が入らなくなるとか、甘いものばかり食べると虫歯になるとか、おやつばかりだと栄養が偏るとか……そんなこと言わなくてもいいだろうと思うのですが、自分が親になったら、なんだかんだ言って同じようなことを言ってしまいました。

そのせいなんでしょうか、大人になっても、おやつを食べると妙に罪悪感を感じてしまいます。特に、中年過ぎて健康に気を使わなければならない年齢になると、その罪悪感が強くなりました。

年一回人間ドックを受ける時、事前に問診票なるものに記入しなければなりません。その問診票には、「間食を食べますか」という項目があり「ときどき」といった回答をして提出します。それで、健診を受け、ドクターの問診になると、ドクターは「コレステロールが高いですねぇ。食生活に気をつけてください」などとのたまうわけです。

中年前期(?)はそれでも、注意しましょうねレベル。中年も押し詰まって高齢者が見えてくるとご指導も厳しくなります。「年齢を考えると間食はやめましょう」的なお話を受け、その時はそうだよなぁ、となります。でもですよ、人間、たまに甘いものを味わう楽しみがなくなったらなんのために生きているのかということになるではありませんか。

問題は、たまに、の「たま」がどれくらいとの頻度を指すのかということでしょうか。自分の弁当は妻が作ってくれるのですが、彼女は結構な頻度(正直に言えば、毎日)、小袋に入ったお菓子を弁当に添えてくれます。当然、家には、その小袋が詰まった大袋(?)があります。そうなると、弁当に添えられたお菓子をおやつとして食べ、家にいるときも同じお菓子をつまみ、ということになっているのが実態です。要するに、「たま」ではなく「ちょくちょく」おやつを食べているわけです。

毎年、人間ドックの問診票に記入するたびに罪悪感を感じながら「ときどき間食する」と書き、その罪悪感を抱えたまま日々おやつをつまんでしまうというのが自分とおやつの関係です。