ガリガリくんは大きくなってから

今週のお題「アイス」

「アイス」と言うと、普通、アイスキャンディーとかアイスクリームと言った冷たいお菓子のことですよね。

アイスキャンディーは甘くしたり香りづけした「水」を凍らせたもの。アイスクリームは甘くしたり香りづけした「ミルク」を凍らせた?固めた?もの。これらを総称して氷菓と言い、その俗称をアイスという、という理解です。

それでは、普段、アイスキャンディーとアイスクリームって区別しているでしょうか。私はずっと区別することはなくて一緒くたに考えていました。そりゃ、自分が食べたいものを選ぶときは、氷とミルクでは結構違うので、どちらを食べたい気分か真剣に悩みますよ。でも、子どもに「アイス買ってあげるよ」と言うとき、値段(高級アイスクリームは高い)は別として、アイスキャンディーとアイスクリームのどちらを選ぶか意識したりするでしょうか。

私はこの違いに無頓着でした。それがあるとき、この普段意識しないアイスキャンディーとアイスクリームの違いを意識させられことがありました。

昔、自分の子どもたちが幼稚園児だった頃、我が家はあるハンガリー人の一家と家族ぐるみのお付き合いをしており、一緒に遊ぶ機会がちょくちょくありました。暑くなれば、おやつに子どもたちに「アイス」を買ってやろうということになるのは、ハンガリー人も日本人も一緒です。で、子どもたちに食べたい銘柄を選ばせるのですが、そういうとき、ハンガリーのお母さんは、必ず「アイスクリーム」を選ばせて、ガリガリくんとかの「アイスキャンディー」を子どもが選ぶと ダメだと言うのです。

なんで?と聞いたところ、ハンガリー母曰く、アイスクリームは少しは栄養があるけど、アイスキャンディーは水だけで全く栄養が無いから小さい子はアイスクリームを食べないとダメ、と言うんですね。

これが、アイスを買うとき毎回だったので、妙に記憶に残ってしまいました。まあ、確かにそれも一理ある、さすがヨーロッパ人は意識が高い、などと当時は思いました。でも、それから30年くらいたった今になってわかるのは、小さい子どもを育てるお母さんは、ハンガリー人だろうと日本人だろうと、それだけ子どものことを真剣に考えているのだなぁ、ということです。これは、大袈裟な話でもなんでもなくて、食が細くて体重が増えないというのは子育てでは普通の悩みですから、おやつのアイスひとつとっても真剣になるわけです。