Macでプレイできる貴重なゲームタイトルの一つに『鳴潮』があります。昨年末にオープンワールドゲームをやりたくなりまして、無料でスタートできる『鳴潮』を買ったばかりのMacBook Airにインストールしてプレイを始めました。

ゲーム自体は無事に動いていて、いろいろ複雑な操作や育成、ストーリーついていけないところがありつつも一応快適にプレイしています。ただ、この『鳴潮』、システム環境の面で気になるところがあります。
それは、インストールされるファイルのサイズが巨大なこと。Apple Storeでは、サイズ:48GBと表示されます。確かに、アプリケーション本体はこのサイズなのですが、バージョンアップ(というか新コンテンツの追加)のためのデータを合わせると、最新のVer3.0では全部で120GB以上のファイルがインストールされてしまいます。
しかも今後もバージョンアップのためにさらにサイズが大きくなりそうな様子で、このまま内蔵SSDに置いてプレイし続けると容量不足になりそうな雲行きなのです。そこで、『鳴潮』の巨大なファイルを内蔵SSDから外付けSSDに移そうとしてあれこれやってみました。
試行錯誤で結構苦労し本当に適切な方法か疑問もあるのですが、なんとか外付けSSDに巨大ファイルを移すことに成功したので、自分のやったことを書いておこうと思います。
使用した機材
- 『鳴潮』をインストール、プレイしているのは、MacBook Air M4です。
- ファイルの移動先としては、容量1TB,、USB 3.2 Gen 2対応の外部SSD(2025年末の価格で2万円しない普及品)を用意しました。
移動する『鳴潮』のファイル、ディレクトリ
『鳴潮』関連のファイルは、大きなものが以下のディレクトリにあることがわかりました。他にも細かい設定ファイルなどはあるのかもしれません。
- アプリケーション本体:
/Applicationsの下のWutheringWaves.app (48GB)
- バージョンアップデータ:
~/Library/Containers/com.kurogame.wutheringwaves.global/Data/Library/Client/Saved/Resources 内のファイル (74GB) (「~」はユーザーのホームディレクトリを意味します)
アプリケーション本体の移動
最初にやったのは、アプリケーション本体の移動です。これは、上のWutheringWaves.appをファインダー上で外付けSSDにコピーすればいいだけですので簡単ですし、特に問題も起きませんでした。内蔵SSDにある元のファイルを消すのは、外付けSSD上のアプリからゲームを起動して問題ないことを確認してからにした方がいいとは思います。
バージョンアップデータの移動
苦労したのは、よりサイズの大きなバージョンアップデータの移動です。今後のバージョンアップでもこれが大きくなっていくのであろうことを考えると、ぜひ外付けSSDに移したい対象なのですが、簡単には行きませんでした。
第1案:シンボリックリンクで外部SSDのディレクトリから読み込ませる -> 失敗
最初に、『鳴潮』のバージョンアップデータを外部SSDに移す方法をGoogle検索したところ、AIの推奨など見つかったやり方は、対象ディレクトリの内容を外付けSSDにコピーした後、元のディレクトリと同じ名前のシンボリックリンク(リンク先はもちろんコピー先のディレクトリ)を元に存在したディレクトリの下に作成するという方法です。
確かにこれが機能するなら、ゲーム・アプリから見たバージョンアップデータは、元々存にディレクトリそのままに存在するように見えるはずなので問題は生じないはずで、筋が通った話だと思いました。
そこでこの通りやってみたのですが、ゲームは起動するものの、途中で読み込みが止まり起動に失敗しました。原因は、macOSのアプリケーション・セキュリティの一貫であるサンドボックス制限により、アプリケーションは元のインストールディレクトリの外へのシンボリックリンク先にアクセスできないと言う制約があるせいだということがわかりました。この制約のおかげで、Windowsだと使えるシンボリックリンクによるファイル読み込み先の移動がMacではできないようです。
第2案 『鳴潮』プレイ用の新ユーザーをMac上で作り、そのアカウントのホームディレクトリを外付けSSD上に移す -> 一応、成功
バージョンアップデータは、ユーザーのホームディレクトリ内に保存されます。そこで、次に考えたのは、『鳴潮』プレイ専用の新ユーザーをMac上で作り、そのホームディレクトリを外付けSSD上に移す、と言う方法です。
Macでは、ユーザーのホームディレクトリは、「システム設定」 -> 「ユーザとグループ」のユーザー名を右クリック(Ctrl + クリック)で詳細オプションを開くことで変更できます。さすがに、普段使っているユーザーでやる度胸はないので、『鳴潮』用のユーザーを新規に作成し、ホームディレクトリを外付けSSDに作成したディレクトリに変更しました。
この方法で何度か鳴潮の起動、バージョンアップデータの再ダウンロードなどを行なったのですが、鳴潮へのログインに問題が起きまして、鳴潮サポートにも問い合わせしました。その結果わかった(ゲームが起動できるようになった)のは、次の手順を踏む必要があるということです。
1. まず、外部SSD上およびMac上の鳴潮のアプリ本体を削除
2. 新ユーザーを作成
3. 新ユーザーとしてログイン
4. 外付けSSDにホームディレクトリ用のフォルダを作成
5. 新ユーザーのホームディレクトリを外付けSSDのフォルダに変更
6. Macを再起動
7. 新ユーザーでログインし、ホームディレクトリが外付けSSDになっていることを確認
8. 新ユーザー用のApple IDをセットアップ
9. 新ユーザー用Apple IDで『鳴潮』をインストール
10. 新ユーザのまま『鳴潮』を起動し、バージョンアップデータをダウンロード
11. ダウンロード終了後、『鳴潮』を起動し元の『鳴潮』アカウントのメールアドレスで接続
これで、『鳴潮』の巨大ファイルを全部外付けSSDに移動することができました。
外付けSSD環境でプレイは、さすがに場面転換のデータのロードには時間がかかるようになったように思います。ただし、ロードされた後のゲームプレイではパフォーマンスへの影響はあまりないように見えます。いろいろリスクがありますので、けしておすすめできませんが、一応、ご報告まで。









