[ゲーム]Mac版鳴潮で巨大ファイルを外付けSSDに移すことに成功

Macでプレイできる貴重なゲームタイトルの一つに『鳴潮』があります。昨年末にオープンワールドゲームをやりたくなりまして、無料でスタートできる『鳴潮』を買ったばかりのMacBook Airにインストールしてプレイを始めました。

ゲーム自体は無事に動いていて、いろいろ複雑な操作や育成、ストーリーついていけないところがありつつも一応快適にプレイしています。ただ、この『鳴潮』、システム環境の面で気になるところがあります。

それは、インストールされるファイルのサイズが巨大なこと。Apple Storeでは、サイズ:48GBと表示されます。確かに、アプリケーション本体はこのサイズなのですが、バージョンアップ(というか新コンテンツの追加)のためのデータを合わせると、最新のVer3.0では全部で120GB以上のファイルがインストールされてしまいます。

しかも今後もバージョンアップのためにさらにサイズが大きくなりそうな様子で、このまま内蔵SSDに置いてプレイし続けると容量不足になりそうな雲行きなのです。そこで、『鳴潮』の巨大なファイルを内蔵SSDから外付けSSDに移そうとしてあれこれやってみました。

試行錯誤で結構苦労し本当に適切な方法か疑問もあるのですが、なんとか外付けSSDに巨大ファイルを移すことに成功したので、自分のやったことを書いておこうと思います。

使用した機材

  • 『鳴潮』をインストール、プレイしているのは、MacBook Air M4です。
  • ファイルの移動先としては、容量1TB,、USB 3.2 Gen 2対応の外部SSD(2025年末の価格で2万円しない普及品)を用意しました。

移動する『鳴潮』のファイル、ディレクト

『鳴潮』関連のファイルは、大きなものが以下のディレクトリにあることがわかりました。他にも細かい設定ファイルなどはあるのかもしれません。

  1. アプリケーション本体:
/Applicationsの下のWutheringWaves.app 
(48GB)
  1. バージョンアップデータ:
~/Library/Containers/com.kurogame.wutheringwaves.global/Data/Library/Client/Saved/Resources 内のファイル 
(74GB) 
  (「~」はユーザーのホームディレクトリを意味します)

アプリケーション本体の移動

最初にやったのは、アプリケーション本体の移動です。これは、上のWutheringWaves.appをファインダー上で外付けSSDにコピーすればいいだけですので簡単ですし、特に問題も起きませんでした。内蔵SSDにある元のファイルを消すのは、外付けSSD上のアプリからゲームを起動して問題ないことを確認してからにした方がいいとは思います。

バージョンアップデータの移動

苦労したのは、よりサイズの大きなバージョンアップデータの移動です。今後のバージョンアップでもこれが大きくなっていくのであろうことを考えると、ぜひ外付けSSDに移したい対象なのですが、簡単には行きませんでした。

第1案:シンボリックリンクで外部SSDディレクトリから読み込ませる -> 失敗

最初に、『鳴潮』のバージョンアップデータを外部SSDに移す方法をGoogle検索したところ、AIの推奨など見つかったやり方は、対象ディレクトリの内容を外付けSSDにコピーした後、元のディレクトリと同じ名前のシンボリックリンク(リンク先はもちろんコピー先のディレクトリ)を元に存在したディレクトリの下に作成するという方法です。

確かにこれが機能するなら、ゲーム・アプリから見たバージョンアップデータは、元々存にディレクトリそのままに存在するように見えるはずなので問題は生じないはずで、筋が通った話だと思いました。

そこでこの通りやってみたのですが、ゲームは起動するものの、途中で読み込みが止まり起動に失敗しました。原因は、macOSのアプリケーション・セキュリティの一貫であるサンドボックス制限により、アプリケーションは元のインストールディレクトリの外へのシンボリックリンク先にアクセスできないと言う制約があるせいだということがわかりました。この制約のおかげで、Windowsだと使えるシンボリックリンクによるファイル読み込み先の移動がMacではできないようです。

第2案 『鳴潮』プレイ用の新ユーザーをMac上で作り、そのアカウントのホームディレクトリを外付けSSD上に移す -> 一応、成功

バージョンアップデータは、ユーザーのホームディレクトリ内に保存されます。そこで、次に考えたのは、『鳴潮』プレイ専用の新ユーザーをMac上で作り、そのホームディレクトリを外付けSSD上に移す、と言う方法です。

Macでは、ユーザーのホームディレクトリは、「システム設定」 -> 「ユーザとグループ」のユーザー名を右クリック(Ctrl + クリック)で詳細オプションを開くことで変更できます。さすがに、普段使っているユーザーでやる度胸はないので、『鳴潮』用のユーザーを新規に作成し、ホームディレクトリを外付けSSDに作成したディレクトリに変更しました。

この方法で何度か鳴潮の起動、バージョンアップデータの再ダウンロードなどを行なったのですが、鳴潮へのログインに問題が起きまして、鳴潮サポートにも問い合わせしました。その結果わかった(ゲームが起動できるようになった)のは、次の手順を踏む必要があるということです。

 1. まず、外部SSD上およびMac上の鳴潮のアプリ本体を削除
2. 新ユーザーを作成
3. 新ユーザーとしてログイン
4. 外付けSSDにホームディレクトリ用のフォルダを作成
5. 新ユーザーのホームディレクトリを外付けSSDのフォルダに変更
6. Macを再起動
7. 新ユーザーでログインし、ホームディレクトリが外付けSSDになっていることを確認
8. 新ユーザー用のApple IDをセットアップ
9. 新ユーザー用Apple IDで『鳴潮』をインストール
10. 新ユーザのまま『鳴潮』を起動し、バージョンアップデータをダウンロード
11. ダウンロード終了後、『鳴潮』を起動し元の『鳴潮』アカウントのメールアドレスで接続

これで、『鳴潮』の巨大ファイルを全部外付けSSDに移動することができました。

外付けSSD環境でプレイは、さすがに場面転換のデータのロードには時間がかかるようになったように思います。ただし、ロードされた後のゲームプレイではパフォーマンスへの影響はあまりないように見えます。いろいろリスクがありますので、けしておすすめできませんが、一応、ご報告まで。

トラックパッドをタップで使う

最近、MacBookトラックパッド(普通のPCではタッチパッドですかね)を「タップでクリック」に設定して使っています。

「タップでクリック」というのは、クリックの際、普通はトラックパッドを押し込むことでクリックになるところをトラックパッドを指一本でタッチする動作で行うことです。

「タップでクリック」にしたきっかけ

この設定で使うようになったのは、古い14年物MacBook AirLinux化して復活させた時からです。何せハードウェアが古いもので、機械的な部分が摩耗したりして故障すると面倒です。気になったのは、ディスプレイ(蓋)のヒンジとか、キーボード(特にカナ漢字変換してきたスペースバー)あたりですが、トラックパッドのクリック機構についても不安になりました。

マウスクリックと同じことですので、マシンを使うたびにトラックパッドをカチカチ、カチカチと押すことになります。もちろんメーカー側でも耐久性を相当意識して作っているのだとは思います。しかし、通常想定される使用期間を超えて10年以上使っているわけですので、毎回トラックパッドをカチカチやっていると、どこかすり減ってきたりして突然壊れるのではないかというところが段々と不安になってきました。そこで考えたのが「タップでクリック」。この設定で使えばトラックパッド機械的機構は使わないのでより長持ちするのは?と考えたわけです。

で、古いMacBook Airをelementary OSでLinux化した時に「タップでクリック」に設定しました。ハードウェアメーカー(つまりApple)提供のものとは異なるOSを使うわけでなので、トラックパッドの感度がおかしくなるのではないかという気もしたのですが、全く問題なし。その点はかえって拍子抜けするくらい問題なく使えました。

「タップでクリック」のいいところ

それで、「タップをクリック」で使ってきての感想です。当初は、トラックパッド機械的な部分への負担軽減のため、この設定で使い始めたわけです。ところが、実際に使い慣れてみると、使用感の楽ちんさとスムーズさに、この設定無しではいられなくなってしまいました。先日購入したMacBook Air M4でも、引き続きこの設定にして使っています。

指に無駄な力が入らない

まず、指に無駄な力を入れなくなって操作が楽になりました。「タップでクリック」にしてから分かったんですが、自分は不器用なせいか、トラックパッドをクリックするときもどうも無駄に力が入っていたようなんですよね。それがそっとタップするだけになって力を入れないようになり、指の疲れが大きく減ったようです。

操作の流れが途切れない

また、操作のスムース感も増しました。そもそもトラックパッドでは、カーソル移動時やウィンドウのスクロール時など、大体の操作ではパッドの上を指を滑らせることで操作しています。それをクリックの時だけ押し下げる操作が入って操作の流れが途切れる感じがありました。ところが「タップでクリック」にしたおかげで、クリックの際も滑らせる指の動きの延長上で操作することができるようになり、操作の流れが感覚的に途切れなくなりました。

上手くいかないこと

ただ、根っからの不器用のせいか、タップでドラッグ操作をするのが上手くいかず、ドラッグの際は「カチカチ」が必要になってしまいます。「三本指でドラッグ」にすれば大丈夫なんですけど、三本指操作はワークスペース/アプリケーション操作に使いたいのでこの設定は使えません。このドラッグ操作もクリック無しでできるようにするか研究中です。

買っちゃったよ、MacBook Air M4

MacBook Air M4、買ってしまいました。

M4 と 2011 mid

愛着と限界

この6月から古いMacBook Air(2011 Mid)をelementary OSでLinux化して使ってきました。14年前の古兵ですが、ジョナサン・アイヴがデザインした筐体には今でも変わらない魅力を感じますし、キーボードやトラックパッドなどもすっかり手に馴染んでいます。インストールしたOSの使い勝手やマシンのスピードにも特に不満はありませんでした。愛着のあるマシンが14年経っても使えることがすごく嬉しくて、この夏はハッピーでした。

しかし、以前も書きましたが、4GBしかないメモリーがつらい。たとえば、Chromeで「艦これ」の画面を開き、攻略Wikiを別タブで開くともうそれが限界。さらに一枚攻略サイトを開くとメモリー不足でChromeがストップするというのが、メモリー4GBの世界なのです。

いつかは買うが、いつ買うか

それでもモノは使いようと考えていたのですが、もうすぐ15年経つマシンをいつまでも使うこともできないだろうなとは思っていました。それで、色気を出して、Apple Storeで現行機種であるM4版を触ってみたりしておりました。

ただ、PCって新機種が毎年出ますよね。MacBook Airも今年2025年にM4が出たのに来年はM5版が出るようです。来年は、 iPhone用Aシリーズチップを使った低価格版MacBookの登場も予想されています。

Macを買おうと思うと毎度の話なんですが、こういった予想されている新製品の情報を気にしだすと現行機種が見劣りしてしまうんですよね。でも、新製品を待っていたらいつまで経っても買えません。Macを買うベストタイミングは、欲しくなった今がその時 というのも昔から言われていることだと思います。

踏み切った理由

結局、このタイミングでの購入に踏み切った理由は、価格です。

現在のMacBook Air M4は、MacBookシリーズの中ではエントリー機種の役割を担っているので価格が抑えられており、ネットで見ていてもノートPCの中でお買い得な部類のように見えます。しかし、来年低価格版MacBookが出るのだとすると、同じく登場する見込みのMacBook Air M5は製品ラインナップ的には現在より上位の中級機種の位置付けになって、価格が値上がりするような気がします。

また最近、円安がますます進行していますが、高市政権の政策の方向性からすると円高に振れることは考えにくいのではないでしょうか。だとすると、現在のMacBook Airの価格が決まった時よりだいぶ円安になっているので、次の新製品が出る時には円建て価格は現在より高くなるのではないでしょうか。

こうしたことから、MacBook Airを買うなら来年以降に先延ばしするより、今買った方がいいのではないかと思いました。

さらに、ダメ押しになったのは、Amazonブラックフライデーセール。今回のセールではMacBook Air M4が15%OFFとなりまして、これはもう買うしかない!と、ポチッと行ってしまいました。

インプレッション

というわけで手に入れたMacBook Air M4。サイズは古いヤツと同じ13"で、色はミッドナイトにしました。

到着したマシンを手に取って見ると、期待通りのカッチリした感覚の筐体。剛性感があります。ミッドナイトの色合いはイメージしていたよりツヤがありました。サイズは、古い2011 Midよりも縦横とも1cmづつ小さくなっています。

動かしてみると画面の発色が綺麗です。しかも美しいグラデーションのグラフィックスがスムーズに動いて、2011 Midからの時の流れを感じます。

性能的には、自分の用途では十分すぎてオーバースペック。何をするにも素早く、スムーズに動いてくれて快感です。MacOSもTahoeになってLiquid Glassなどの新しい機能が追加されたので、これから新機能を使って環境を整えていくのが楽しみです。

Obsidianのデイリーノート機能で日記をつけ始めた

8月の頭から日記をつけています。人生初日記です。なんで日記をつけ始めたのかというと……動機は特に無いんですよね。ある日突然、書き始めたとうパターンです。

ただ、昔から日記を書くということに憧れのようなものを感じていました。世の中には日記文学というものもありますし、著名人の日記も出版されています。そこまで行かなくても、ブログで日記を公開している人も多いですね。こうした日常的に眼に入ってくる日記は当然文章が上手なわけですが、それ以前に、「日々が続いている」というところに魅力を感じてしまうんですよね。それで、自分も日記を書き続けて、日々の積み重ねを感じられるようにしたいという漠然とした思いがありました。

また、妻が子供が生まれて2,3年の間、育児記録的な簡単なメモ的な日記を書いていました。何年も経った後にその日記を振り返って、あんなことがあったこんなことがあったという話をしてくれ、懐かしい思い出を二人で振り返ったということが何度かありました。これも、日記もいいなぁと思ったエピソードです。

そんな思いがあったので、毎年新年に、今年は日記でも書こうかと考えたことも何度かあります。それでも、日記を書くのに躊躇してきたもう一つの理由は、日記書きに使うツールなんです。

何か新しいことを始めるとき、自分に合ったツールや道具が見つかると気分がいいし、うまく行くような気がしませんか? 日記を書くツールといえば、日記帳とかノートとか。手書きが嫌なら、PCやスマフォのメモ帳でも日記は書けるでしょう。でも、自分の場合、それだと「しっくりくる」感じがしなくて、手を動かす気になれませんでした。それが突然、日記を書く気になったのは、最近愛用しているナレッジ作成ツールObsidianのある機能が、「しっくりきた」からです。

Obsidianにはデイリーノートという機能があります。この機能は、その日の日付をタイトルにした文書(デイリーノート)をワンタッチで作ってくれるものです。最近の私の夜のルーティンは、夜入浴したときに湯船に浸かってその日あったことを振り返って日記に書くことを決め、風呂から上がったらベッドでiPhoneのObsidianを立ち上げ、デイリーノートを呼び出して日記を書き、書き終わったらそのまま寝る(保存はObsidianが自動でやってくれるので)というパターンが定着しています。別にObsidianを使わなくても日記は書けますが、書いたらファイル名を入力して保存したりというひと手間が有ると無いのは意外と違うなぁ、というのが自分の感想です。

Obsian(iPhone版)でデイリーノートを開いたところ。味もそっけもないが、シンプルなところがいい。テンプレートを使えば、決まったタグなどを自動入力することも可能。

始めてからまだ1ヶ月半ですが、習慣化してきたようなので、生活パターンに変化がなければ続けられそうに思っています。

やっぱり新しいマシンが欲しい

うちの子(2011年購入のMacBook Air)にelementary OSをインストールしてLinux化してから、1ヶ月以上が経ちました。毎週週末は、ブログの記事作成やらなにやらで、このLinuxMBAをいじっているのですが、どうにも不満が溜まっています。

elementary OSはgood

OSのユーザー機能や画面・UIのルック&フィールにはまったく不都合なところはなく、elementary OSには満足しています。現在のelementary OS 8は、過不足の無いシンプルさで自分にマッチしていて、これでいい・これがいいといつも感じています。

アプリケーションも、ObsidianとGoogle Chrome、それに簡単な画像ビューアーが使えればよいので問題なし。特に、Obsidianは豊富な機能の一部しか使っておらず、これから応用を探っていくのが楽しみです。不満といえば、Linuxなんで、Kindleアプリが使えないところくらいです。

問題は、Chrome使用時のメモリー量問題

elementary OSをインストールした直後からわかっていたんですが、chromeでタブを開きすぎるとchromeどころかOSレベルで問題がおき、イライラさせられています。発生している症状は次の3つ。

chromeの応答待ち(メモリー開放待ち)になる

chromeが無反応になり、「応答を待つ」or「強制終了する」を選択するアラートウィンドウが表示されます。この状態だと、OSは活きているので他のアプリケーションは操作可能です。chromeのいらないタブをクローズする操作をしてしばらく待っていると、タブが閉じてメモリーが開放され、chromeが復活します。でも、その待ち時間が鬱っとをしい。

OSがフリーズする

重すぎるWebページを開くと、ページ表示途中(つまり読み込みが進んでいく途中)でOSごとフリーズして、一切の操作ができなくなります。この「重すぎる」かどうかを事前に見極めることができなくて、突然フリーズして、電源ボタン長押しで再起動しなければならなくなるので、かなり面倒です。先日は、AppleMacBook Airのページを開いたらフリーズして笑ってしまいました。

OSがブートエラーを起こす

フリーズが発生した後、電源ボタン長押しで再起動した際、ブート中にエラーが起きて起動できないこともあります。具体的には、initramfsがファイルシステムをマウントしようとして失敗するようです。こちらの記事にあるように、表示されるinitramfsのプロンプトにexitを入力してinitramfsを終了し、表示されるファイルシステムfsckで修復するとリブート可能になります。最初に遭遇したときは、fsckでなんとかするんだろうなとは思ったものの、initramfsからexitするということを思いつかず、焦りました。

やっぱり、新しいマシンが欲しい

うちの子はメモリーが4GBしかないので、こういう症状はいずれも、RAM不足で発生するのだと思っています。OSに仮想記憶での対応を頑張ってもらって、動作が遅くなってもフリーズまではいかないようにしてもらいたいところではありますが、今どきメモリーが4GBしかないマシンでは文句も言いづらいところです。

さらに、うちの子はメモリー拡張ができません。このメモリー拡張ができない点は、当時のMacBook Airの大問題と思うんですが、RAMのソケットをつけると「封筒に入る」という薄さを実現できなかったということなんでしょうか。

そうなると、解決は、新しいマシンを買うしかないわけです。ここのところ、わりとしょっちゅう起きるChromeのトラブルのたびに、やっぱり、新しいマシンが欲しいなぁと思うようになりました。それも、やっぱりMacBook Airが欲しい。

この間、Apple Storeで現行のMacBook Air M4を触ってきたんですが、やっぱり、ハードとしてのApple製品はいいと思いました。シンプルでソリッド、というか、剛性感があるというか。カッチリとしつつ美的にも優れている愛着の持てるハードウェアとして魅力的なんですよね。色のバリエーションも増えて、黒なんかもいいかもしれない……と妄想を始めています。

しかし、躊躇するのは、なんか自分にはオーバースペックではないか、という点。

なにせ書いてきたように、ObsidianとChromeしか使わないので、M4チップは完全にオーバースペック。そうなると、気になるのは、AppleがA18 Proチップを使った低価格のMacBookを出すのではないかという噂です。もし、性能が多少低くても、より低価格なMacBookが出れば、テキストベースの利用中心の自分にはそれがベストなのではないか……

でも、ハードウェアとして安っぽかったら嫌だなあ、とか、サードパーティのサプリケーションがA18 Pro版をリリースするのは時間がかかるんじゃないか、などと妄想しています。

当面、今のマシンで頑張って、Appleの発表を待つ、ということになりそうです。

ブログ書き用エディタに求めるものがObsidianで全部解決

ブログ書き環境の見直しの話の最終回です。

これまで、

と進んできました。このelementary OS上のブログ書き用のツール/エディタとしてObsidianを選んだら、これが大正解。ということで、Obsidianのどのあたりを気に入ったのかを書こうと思います。

ただ、Obsidianの本来のウリである、作成したメモやテキスト間のリンク機能については、まだ全く使っていません。この記事は、単純にテキスト・エディタとしてObsidianを見た時の紹介になります。

こだわりのペンやノートブックがあるのなら、テキスト・エディタにこだわってもいい

MacBook Airにelementary OSをインストールしたのを期に、よりシンプルでスムーズなものはないかと、ブログ書き用の新しいエディタを探しはじめました。

最初は、短いテキスト作成なんて、OSプリインストールのテキスト・エディタやGoogleドキュメントでいいや、と思っていたのです。しかし、一方で、ペンやノートブックへのこだわりを書いている人の文章を読んで、昔から、そういったこだわりや愛着に魅力や憧れる気分もありました。

自分の場合は、PC(長年使うMacBook Air)やOS選びにこだわりの要素があったのも確か。あとはエディタも愛着が持てるものを使いたいという気分が盛り上がってきて新しいエディタを探し始めました。

ブログ書き用エディタに求めるもの

ただ、闇雲に探しても迷うだけなので、改めて、ブログ書き用エディタに求めるものを整理してみました。

軽いこと

まずは、とにかく軽くて、サクサク動くこと。つまり、ファイルがすぐ開け、スクロールにひっかかりやもたもたしたところがないことです。これは、テキスト・エディタに求める条件としては基本事項かもしれませんね。

MarkDown対応

自分がブログの記事作成で使う編集機能は、見出しやリスト、字下げ、強調(太字)などの基本的な修飾指定がほとんどです。

こういう修飾指定は今どき、OSプリインストールのメモ帳あたりでもできるのが当たり前です。問題は、ほとんどのソフトでは、修飾指定のためにメニューにカーソルを移動させないといけません。例えば、対象文字列を選んでから、メニューで「太字」とか「B」の項目を選ぶ、とかですね。

自分は、このテキスト部分から目を離してメニューにカーソルを移動させる、という行為がどうもにも鬱陶しくて、好きになれませんでした。強調(太字)指定くらいならショートカットでなんとかなるんですが、他のあれこれもとなると、どうもショートカットが憶えられないもので……

それに対して、いわゆるMarkDown記法は、テキストの記述の中に修飾指定を書いていく方式なので、テキストから目を離す必要がありません。これは、テキスト自体に没入したい時には大きなメリットのように思います。

MarkDown記法は最近大いに流行っているようなので、MD対応エディタを探すことで、新しいエディタを探しやすくなるのではという考えもありました。(そして、これは当たりでした)

自動保存

一応、仕事で長年PCを使ってきたもので、「入力、変更したら即セーブ」どいう動作は体に染み込んでいます。でも、やっぱり、ツールが随時自動保存してくれるのは楽ちん。なので、この機能もほしいところです。

画面分割

一つのファイルを複数のパネルやウィンドウに表示して、別の場所を見ながら記入・編集ができる画面分割の機能。私は、一個のファイルにiPhoneでメモを書いておいて、それを見ながらファイル内に本文を作成していくことが多いので、メモ部分と本文部分を分けて表示できる画面分割ができると嬉しいのです。

アウトライン・プロセッサ

これは無いと困るというレベルの機能ではありませんが、見出し単位で文書構成を表示し、見出しのブロック単位で配置を移動させることができるアウトライン・プロセッサの基本記法があると便利なのも確か。

ファイル・オーガナイザ

これは普通は、テキスト・エディタに求める機能ではないのかもしれません。書きかけのメモやブログ記事のファイルが溜まってくると、ジャンルごとに整理したくなります。テキスト書きのツールと、このファイル整理のツールの間の行き来がシームレスにできると嬉しいなあ、などと以前から思っていました。

iPhone連動

これも、テキスト・エディタ単体に求める機能ではなく、普通はファイル共有のためのツールとエディタを組み合わせるものでしょう。私も旧環境では、GoogleドライブとGoogleドキュメントを使って、iPhoneMacで同じファイルの共有をしていました。

いすれにせよ、iPhoneでアイデアをちょこちょことメモし、Mac側で文章化するというスタイルなので、この機能はウェイトが大きいのです。

Obsidianで万事解決!

上に書いたような「できたらいいな」リストを整理して、ネットで新エディタを探し始めました。Obsidianというツールにどこで気づいたのか憶えていないのですが、多分、プログラマ向けのコミュニティサイトであるQiiraMarkDown対応エディタについて検索していた時かなと思います。

このObsidian、作成したメモやテキストの間のリンク付け機能が豊富で、この機能を使うことで自分自身のナレッジベースを育てていけるというのが売り文句になっています。この方面の解説記事は沢山あって、逆に、単純にテキストエディタとしての使い勝手がよくわからなかったのですが、とりあえずelementary OS化MaciPhoneにインストールしてみました。

そして、2,3件の記事を書くのに使ったのですが、これがずばり、自分の出した「できたらいいな」リストであげたことが全部できる!という、ちょっと驚きのツールでした。

できてほしいこと Obsidianではどうか
軽いこと
これは主観ですが、まさにサクサク、スムーズに動いてくれています。
MarkDown対応
MarkDown記法で書いて改行などで行を移ると、指定の効果が画面上で即反映されます。
自動保存
自動保存が基本。逆に手動保存の機能がありません。つまり、ファイルほ場所は固定。ディレクトリ/フォルダ構造は簡単に作れます。
画面分割
左右分割、上下分割いずれも簡単。複数ファイルのタブ表示も同じく簡単。
アウトライン・プロセッサ
MarkDownの見出し単位でのアウトライン表示が標準で有り。
ファイル・オーガナイザ
保存場所(書庫と呼ぶ)のフォルダ構成をタブに表示して操作可能
iPhone連動
iPhone/Mac/Win/Linux各バージョンが存在し、各プラットフォームのObsidian間の連動・共有を標準で提供(ただし有料)。3rd Partyより無償の連動機能プラグインが提供されており、自分はそれを利用。(プラグイン名: Remotely Save, インストールと設定の解説記事

下のスクリーションショットは、この記事を書いているときのObsidianの画面で、真ん中上のパネルが本文、下が本文の分割表示、左パネルがファイル・オーガナイザ、右パネルがアウトラインです。

実際は、左右のファイル・オーガナイザやアウトラインのパネルを畳んで非表示ににし、本文のパネルを大きくしてテキスト書きに集中したりしていることも多いです。

すっかり、Obsidianを気にいってしまい、週末はObsidianの画面を開いてあれこれ書くのが毎週の習慣になっています。そのせいか、ブログの記事が妙に長文になってしまったというのが、今のところの副作用です。

14年前のMacBook Air(2011 Mid)にelementary OS 8をインストールして復活させた話

前回の記事で書いた通り、いろいろ迷走したあげく、 Linuxディストリビューションであるelementary OSを自分の古いMacBook Airにインストールすることにしました。今回は、そのインストールでのトラブルや、日本語入力環境、性能面も含めた使い勝手について書いてみます。

elementary OS 8のインストール

インストール先マシンのスペック

最初にインストール先のマシンのハードウェアスペックを書いておきます。今となっては特にメモリー容量がつらい。メモリーを足せないのがこのハードの残念なところです。

  • MacBook Air (13-inch, Mid 2011)
    - プロセッサ:    1.7GHzデュアルコアIntel Core i5
    - メモリー:    4GB
    - ストレージ:    256GB SSD
    - バッテリーは交換済み。
    

交換用バッテリーはMac専門店・秋葉館 で購入。こちらの商品には、裏蓋などを開けるために必要な2種類のドライバーが入っているのがポイント。作業自体はiFixIt.comの記事に従って実行。この記事が無かったら交換できなかったかも。

このスペックでelementary OSの推奨システム要件を満たしていますが、メモリー4GBが要件ギリギリです。

インストールの準備

インストールの準備として、elementary OSのイメージが入ったインストール用USBメモリー(インストールドライブ)を作成する必要があります。ここで、最初のトラブル(というのは大ゲサ)。

インストールドライブの作成には、balena Etcherというツールを使いましょうということがelementary OSのインストールガイドにも書いてありますし、世のLinuxインストールの体験記でも「Etcherを使って」と普通に書かれています。

それで最初、元のMac OSが入った状態のMacBook AirにEtcherをインストールしてドライブを作成しようとしました。そうしたら、Mac OSのバージョンが古すぎるとのエラーメッセージでEtcherをMacにインストールできませんでした。いきなり勢いを削がれた気がしたものの、気を取り直して、別のPC(ゲーム用のWindows機)を使ってインストールドライブを作成しました。

これ、別のPCがあったので大したトラブルになりませんでしたけど、古Macしかなかったら、別のツールを探したりちょっと面倒だったかも。

なおelementary OSは、インストールドライブ作成のためにOSのイメージをダウンロードする際、自分で金額を決めて「購入」する形式になっています。Webで見ると、$0を指定して無料でダウンロードしている人が多いようです。私は、末永いお付き合いを願って、少額ですがお布施を課金させていただきました。

インストール時のトラブル

すでに古MacのSDD内の必要ファイルはバックアップしてお掃除済み。いつでも初期化してOKな状態になっています。そこで、elementary-OSのインストールドライブUSBを指した状態で、Optionキーを押しながらリブート。ブートに使用するドライブの選択画面でUSBドライブを指定して、インストーラーを起動します。

画像のようにインストーラーの初期メニューは、 - デモモードを試す - ディスクを削除してインスール - カスタムインスール(高度) の3項目です。

私としては、別に高度な設定などをするつもりはないので、2番目の「ディスクを削除してインストール」を選択しました。すると、ドライブの暗号化などのいくつかの設定を行ったあと、

インストールできませんでした

とのメッセージが表示されてインストール失敗!! 動揺してこのエラーメッセージの画面を撮影しそこねてしまいました。

画面の撮影するのを忘れる程度には動揺したのですが、実は、事前に「elementary OSのインストールに失敗するときの対処法」という記事を読んでいたので、こうなるかなという予感はしていたんですよね。

インストール失敗の原因は、こちらの記事に書かれている通り、

ストレージ内に削除できないパーティションが残っているためで、手動で削除する必要がある

ということ。元のMacBook Airは素の状態からそのまま使っていたので、別にパーティションを作成したりということはしていませんでした。なのに、このパーティションが残っている、というエラーになるのは解せないのですが、ここは深く考えず、OS周りの問題なのだろうとしておきました。

この状態での対処も上記記事にステップバイステップのスクリーンショット付きで詳しく書かれていますので、それを読んで対処しました。その結果、インストールは無事成功。

しかし、古いPCやMacにインストールする人はいくらでもいそうなものなのに、インストーラーが正しくガイドできずに「インストールできませんでした」という画面で終わりになってしまうというのは、あまりに不親切。私は、事前に上の記事を読んでいたので、なんとか進めましたが、ここでインストールを諦める人もいるのではないでしょうか。「WindowsmacOS の代わりに使える、親切で高機能、エシカルな OS」を標榜して、非IT専門家以外もターゲットにしていそうなelementary OSとしては、大きな問題なのではないかと思います。

elementary OS 8の日本語環境

パーティション問題を解決すれば、インストールはサクサク進みました。

日本語環境のインストール

日本語環境についても、インストーラー起動後の最初の使用言語選択で日本語をインストールしていれば、自動的に日本語インプットメソッド(Mozc)がインストールされるようです。

ChataGPTに、elementary OSを古いMacで使用することについて意見を聞いた際は、

標準では日本語入力が無効です(fcitxやibusを手動でインストールが必要)。

・つまり、「インストールしてすぐに日本語を打てるわけではない」点は注意。

と言われました。しかし、私は追加インストール無しにすぐ日本語入力ができましたので、この点はChatGPT(無料版)の持っている情報は古く、間違いのようです。

ただ、インプットメソッドがインストールされているとしても、使用開始にあたってはちょっとした設定が必要でした。

こちらの画像にあるように、インストール直後はインプットメソッドを使用する状態になっていません。このため、メニューバーのキーボード設定(「US」のアイコン)を選んで上の画像のメニューを開き、インプットメソッドのONと使用するエンジン「日本語(Mozc)」を選ぶ必要がありました。

なお、デフォルトの日本語入力エンジンはMozcのみとなっています。「キーボードの設定」からインプットメソッドのパネルを選び、エンジン追加の指定をすることで、他の日本語入力エンジンも使えるようになるようです。 ]

日本語使用のおまじない

私のMacはUSキーボードなので「英数/かな」キーのような日本語入力と英数入力の切り替え用のキーはありません。この点どうなるのかちょっと心配でしたが、なんのことはない、Mac OSと同様、commandキー(⌘キー、LinuxではSuperキー?)+スペースで切り替え可能でした。

ただ、日本語使用については、一つだけおまじないが必要な状態です。

elementary OSを起動した直後は、commandキー+スペースで日本語入力に切り替えても、日本語が入力できず、 英数入力しかできない状態になります。これで、ちょっと焦りましたが、要するにOS立ち上がり直後はインプットメソッドの入力モードが英数入力になっているからでした。

エディタなどの入力ウィンドウで、commandキー+スペースで日本語入力モードきに切り替えると、入力キャレットの下に画像にあるような「A」と「歯車」のアイコンが表示されます。この「A」(入力モードの表示)をクリックすると、入力モードのメニューが表示されます。ここで、「ひらがな入力」などを選べば、日本語入力が可能になります。

OSを立ち上げて日本語入力を始めるたびに、この「おまじない」が必要な状態で、入力モードを記憶するか、デフォルトの入力モードを指定できるようになるといいのですが。

elementary OS 8の使用感

今のところ快適

elementary OSを使い始めて1ヶ月弱経ちました。今のところ、使用感は快適で、インストールしたことに満足しています。特に気に入っているのは下の点でしょうか。

  • タッチパッドの基本ジェスチャーMacと同じで違和感が無い 二本指でのスクロールや、三本指スワイプでのワークスペース切り替えを言っていますが、これは他のOS、ディストリビューションでも同じなのかも。
  • すっきりした画面、UIデザイン これも他のディストリビューションのデスクトップ環境を実際には見ていないから似たようなものかもしれませんが、バックグラウンドに用意されている画像などを見ても、シンプルさわやか系デザインで、気に触る要素がなく、気に入っています。
  • カラム表示可能なファイルマネージャー elementary OSのファイルマネージャーは、Mac OSと同様、カラム表示が可能。これはelementary OS固有という話をどこかで読みました。この表示形式、便利だと思うんですが、Windows系とかには無いですよね。

レスポンスの限界はどのあたりか?

ということで、満足して使っているのですが、性能面には不安なところもあります。例えば、スリープからの復帰。Mac OSで動いていた時ほど、サクっと復帰してくれず、5秒〜10秒はくらい待たないと復帰しれくれないので、さあやるぞ!と蓋を開いて即、作業を開始できないところはストレスを感じます。

あと、絶対的なキャパシティ(=メモリ容量)の制約があります。私の今の使い方は、Chromeでブログ関係のタブをいくつか開きつつ、Obsidianでブログの原稿を書くというスタイルです。この使い方だと、Chromeのタブをついつい沢山開くことがあるのですが、開きすぎると、レスポンスが極端に悪くなってログイン・セッション停止=再ログインでやり直しになったり、酷い時はOSごと落ちます。

試しに、Obsidianで記事を書きながら、Chromeのタブを何枚開けるかやってみました。

  • OK: Obsidian + Chromeタブ:8枚(はてなブログのトップ、自分のブログのダッシュボード、自分のブログ×2、はてなブックマーク、X(twitter)、Wikipedia, ChatGPT) → これくらいのテキスト中心のWebなら問題無し
  • NG?: 上のセットに加えて、YouTubeを開くと……一応、ページ表示や再生できるのですが、データのロードに かなり時間がかかる感じです。
  • NG?: 上のセットに加えて、SpotifyChromeで開いて、Bluetooth接続のイヤフォン経由・バックグラウンドで音楽を聞こうとすると、タブの切り替えなどのタイミングでブツブツ音が切れます。このため、ブログ書きのBGMはiPhoneで別に流しています。
  • NG: 上のセットに加えて、別ウィンドウで艦隊これくしょんChromeが落ちました。もちろん、艦これ単体で動かす分には問題ありません。
  • NG: 昔から航空会社のチケット検索のページは重いなと思っていたのですが、やはり重い。JALのページでチケット検索すると、他にタブを開いていなくてもChromeが落ちたり、ひどいとOSごと落ちました。

というように、当初の利用目的通り、テキスト中心でブログ書きに使っている分には問題なく使えています。しかし、さらにマルチメディアのエンタメ・マシンとして使うのは荷が重そうだな、と思います。

現在は、ブログ書き用のエディタとしてObsidianが気に入ってしまって、これを中心に使っています。次回、ブログ書き環境見直しの最終回は、Obsidainの話を書こうと思います。